異なるメディアの4名のアーティストによるグループショー。ドット(点)、ライン(線)、フォルム(かたち)がそれぞれ特徴的に各作家の作品にユニークに反映されます。
照井譲は偏光フィルムに樹脂をドーム状に乗せるドットを画面上に敷き詰め、ダイナミックな色彩の変化で鑑賞者の視覚を揺さぶります。アグレッシブな線描でダイナミックな都市風景や重機を描くのは田島大介。彼の描く線の刹那的な質感が、描かれる情景の雰囲気にポジティブに影響します。小野哲也は、過剰なディテールを施されたフィギュアを制作。ストレートにメカニカルなフォルムでありながら、そこには可憐さも潜んでいます。竹村文宏は、ペインティングという手法を維持した上で、絵の具で立体的に多様な風景の要素を具現化し、画面上に実にキャッチーなフォルムを紡ぎ出します。
質感も世界観も異なり、またディテールへの誘いも違った作品群がひとつの空間に揃うことで、それぞれの個性や特徴がより鮮明に鑑賞者に提示されます。
出展作家
小野哲也
竹村文宏
照井 譲
田島大介
作家プロフィール
竹村文宏/Takemura Fumihiro
- 1988年
- 大阪府生まれ
- 2012年
- 京都市立芸術大学美術学部美術学科油画先攻卒業
- 2014年
- 個展「Factory」児玉画廊、京都
- 2015年
- グループ展「VOCA 2015」上野の森美術館、東京
- 2018年
- 個展「ある星の風景」GALLERY 301 due、神戸
- 2019年
- 個展「都会の地図」GALLERY 301、神戸
- 2020年
- 個展「机上の空論」GALLERY 301 due、神戸
田島大介/Tajima Daisuke
- 1993年
- 奈良県生まれ
- 2015年
- 愛知県立芸術大学美術学部美術科彫刻専攻卒業
- 2017年
- グループ展「VOCA2017」上野の森美術館、東京
- 2019年
- グループ展「第22回 岡本太郎現代美術賞」川崎市岡本太郎美術館、川崎
- グループ展「Mechanical Sensations」六本木ヒルズA/Dギャラリー、東京
- 2020年
- 個展「This Is My Territory」ex-chamber museum、東京
- グループ展「CONNECTIONS」Over The Influence、香港
照井 譲/Terui Yuzuru
- 1987年
- 秋田県生まれ
- 2014年
- 東北芸術工科大学芸術学部日本画コース卒業
- 2017年
- グループ展「SICF 18」スパイラルホール、東京
- 2018年
- 個展「On Planes」ex-chamber museum、東京
- グループ展「Contemporary Cityscapes vol. 2」六本木ヒルズA/Dギャラリー、東京
- 2019年
- グループ展「Mechanical Sensations」六本木ヒルズA/Dギャラリー、東京
- 2020年
- 個展「Behavior of Surface」ex-chamber museum、東京
小野哲也/Ono Tetsuya
- 1981年
- 山梨県生まれ
- 2009年
- 東京芸術大学美術学部デザイン科大学院修了
- 2012年
- グループ展「蠱惑~巧術其之参」スパイラルガーデン、東京
- 2013年
- グループ展「W」六本木ヒルズA/Dギャラリー、東京
- 2019年
- グループ展「SUTTEN(素展)」スパイラルガーデン、東京
- 2020年
- 個展「Accessories」日本橋三越本店本館6階アートスクエア、東京