写真を切り抜くことで、独自の形や空白を画面上に作り出し、絵画と写真の間を行き交う作品を制作する池田衆。本展では、新作を含め17点展示いたします。
池田 衆
- 1979
- 広島県生まれ
- 2004
- 東京造形大学部美術科絵画専攻 卒業
東京都在住
個展
- 2017
- 「Reverse/Rebirth」 Maki Fine Arts、東京
- 2015
- 「In Between Places」 Maki Fine Arts、東京
「VOID」 Blindspot Gallery、香港 - 2012
- 「From the Bloom to Blank」 Maki Fine Arts、東京
- 2011
- 「Another Yesterday」 Maki Fine Arts、東京
「Please Remember Me」 Blindspot Gallery、香港
「TWS - Emerging 2010 / trival today, transient tomorrow」トーキョーワンダーサイト本郷、東京 - 2010
- 「トーキョーワンダーウォール都庁2009個展」 東京都庁、東京
- 2007
- 「fragmentary time」 アトリエキギス、神奈川
グループ展
- 2016
- 「Contemporary Cityscapes」 六本木ヒルズA/Dギャラリー、東京
- 2015
- 「Nature Creations-Flowers-」 スパイラルガーデン、東京
- 2014
- 「Summer Show」 Maki Fine Arts、東京
- 2013
- 「アートがあればII 9人のコレクターによる個人コレクションの場合」 東京オペラシティアートギャラリー、東京
「Light & Blindness」 Maki Fine Arts、東京 - 2010
- 「Fragmented Emotions」 Blindspot Gallery、香港
「TOKYO WONDER WALL 2000-2009 10年!」 東京都現代美術館、東京 - 2009
- 「ワンダーシード2009」 トーキョーワンダーサイト渋谷、東京
「トーキョーワンダーウォール2009」 東京都現代美術館、東京
「写真新世紀2009」東京都写真美術館、東京 - 2008
- 「ワンダーシード2008」 トーキョーワンダーサイト渋谷、東京
受賞
- 2009
- 「ワンダーシード2009」 入選
「トーキョーワンダーウォール2009」 審査員長賞
「キャノン写真新世紀2009」 佳作 - 2008
- 「ワンダーシード2008」 入選
オープニングパーティー
日時:2018年3月17日(土)18:00~20:00
会場:六本木ヒルズA/Dギャラリー
料金:無料
これまで見えていなかったものが、ほんの少し視点やアプローチを変えることで、見えてくるようになり、歳を重ねると固くなっていく価値観が突然揺らぐ時、ある種の感動すら覚えることがあります。
私は写真をカット、コラージュすることで、そんな作品を作りたいと思っています。
“Sight”と名付けた今回の展覧会は“見ること”の面白さと曖昧さを意識しています。
大量のイメージがものすごい速さで消費される今日、写真を切り抜くことでゆっくりジリジリと立ち現れるイメージはじっくり目を凝らさないと見えないかもしれません。
私の作品はよく見ると非現実的で時間や場所をミックスさせたものや、印画紙という物質そのものを強調したもの、光と影自体を作品の要素に取り入れたものなどがあります。
そのような視覚効果がイメージの不確かさを伴いながら、改めて"見ること"の悦びを感じられる作品になっていれば、と思っています。
池田 衆