くまをモチーフにした食器や置物、動物の絵付けの器、こけしの徳利、だるまのぐい呑、挙げ始めたらきりがないほどのバリエーションを持つ陶芸家・増田光。
増田の描き出す動物たちは、どこかで出会ったことがあるような気がしてくる不思議な存在です。それは動物だけでなく、こけしやだるま、カップに浮きあがる人の顔…増田が作品に吹き込んだ命たちは皆同様に、いつもどこかで出会ったことがあるような懐かしさと新鮮さ、そしてなにものにも囚われない自由な姿で、観る者を驚きと歓喜で魅了していきます。
新型コロナウイルスの影響により、1年半近く様々なことを制限され、多くの方が我慢の多い生活を強いられている現在。今回の展覧会は増田は在廊できないため、自分自身の代わりになるような作品を出展したいといいます。展示台にもこだわり、増田自身が在廊しているかのような人形も展示予定です。 “そこにいてくれる”作品たちとともに、増田の世界観をぜひお楽しみください。
作品購入について
- ・作品のご購入はお1人様10点までとさせていただきます。
- ・状況により、入場制限をさせていただきます。
増田 光/Masuda Hikari
- 1985年
- 横浜生まれ
- 2008年
- 武蔵野美術大学卒業
陶芸家吉川千香子氏に師事 - 2012年
- 独立
- 現在愛知県常滑市にて制作
「そこにいる」
そこに行きたいけど行けない。
わたしの代わりをそこに送る。
それがそこにいてくれる。
増田 光