1982年東京生まれの荻野夕奈は、2007年東京藝術大学大学院美術研究科を修了したのち、国内外を問わず多数のグループ展へ参加、また個展を開催し、精力的に作品を発表しています。そのほかにも、ライブペインティングや朝刊連載の挿絵を担当するなど活動の場を広げています。
荻野夕奈は、デビュー以来、自己・女性の象徴としての「花」をモチーフに制作を続けていますが、近年では人物画にも挑戦し、身体の一部や花束などを、オールオーバーな構成と独創的な色の調和で表現しています。
本展では未発表の作品も含めた新作の油彩、ドローイングを12点展示予定です。また、昨年発表した自身初めての作品集を販売いたします。
荻野夕奈/Ogino Yuna
1982年 東京生まれ
2005年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
2007年 東京藝術大学大学院美術研究科修了
個展
- 2014年
- 「揺らぐものたちとある庭」青山スパイラルガーデン、東京
- 2021年
- 「Flower Unchaining」KATSUYA SUSUKI GALLERY、東京
グループ展
- 2017年
- 「FLOATING」HRD FINE ART、京都
- 2018年
- 「グループ展」Van Der Plas Gallery、ニューヨーク
「TOKYO ILLUSION 台中國際藝術展」台中大里藝術廣場、台中、台湾
第18回アジアンアートビエンナーレ バングラデシュ、ダッカ国際美術館 - 2019年
- 「優しい眼差し」華氏画廊、上海
「華美 荻野夕奈|中北紘子 二人展」THE CLUB GINZA SIX、東京 - 2020年
- 「数寄景/NEW VIEW 日本を継ぐ、現代アートのいま」日本橋三越本店、東京
「LA ART SHOW」ロサンゼルス コンベンションセンター、ロサンゼルス
無防備で身体の力が抜けた自然体の人と花は、美しさ・儚さだけでなく、そこに潜む強靭な生命力と、社会性を失った生物の本質を見いだすことのできる描く対象として、とても魅力を感じています。
差別や偏見のないあるがままの姿を、現代のどの瞬間で捉えることができるのかと問いながら、室内や砂浜、植物、人々を取材し、希望や期待を込めてフィジカルに描いています。
荻野夕奈