日本とイギリスにてファッションデザインを学んだのち、ファッションブランド「TAKEO KIKUCHI」でデザイナーとして活動し、2016年にアーティストに転向した奥田雄太。国内の個展やグループ展に精力的に参加しているほか、ニューヨークで個展を開催するなど、キャリアを築き上げています。
本展では、コロナ禍をきっかけに当たり前と感じていたことが実は特別な出来事だったと気づき、「感謝を作品にしたい」という思いから「with gratitude」をテーマに制作した作品を紹介します。
近年、奥田は計算した線のみで構成された細密画による表現から、「偶然性」に重きをおいた”花”の作品を中心に発表を続けています。さまざまな色味で表現される花はポップなイメージをもちながらも、花びら一つ一つに緻密な線描が施されています。これらの花は、具象としての花ではなく、自己をサルベージ(救出・救助)するなかでたどり着いた、幼少期の記憶がもととなっています。
奥田雄太/Okuda Yuta
1987年 愛知県生まれ
個展
- 2019年
- Gallery+Cafe blanka、愛知
Interior cafe & gallery World Times、兵庫
Ellipse Tokyo、東京
NishiikeMart(西池袋マート)、東京
KIRIKO the MUSEUM、東京
REFECTOIRE、東京
The Micro Museum、東京
「Boundary line of bleeding」gallery 201、東京 - 2020年
- 「Black to Colourful」石川画廊、東京
「With Gratitude」Ellipse Tokyo、東京
eplus LIVING ROOM CAFE & DINING、東京
gallery 201、東京 - 2021年
- 「With Gratitude」Mizuma & Kips、ニューヨーク
「WITH GRATITUDE」elephant Studio、東京
gallery 201、東京
グループ展
- 2019年
- 「Monochrome」美の起原、東京 Le ciel bleu、東京
- 2020年
- 「Food chain」TOMOHIKO YOSHINO GALLERY、東京
アートフェア
- 2019年
- 「ART TAIPEI 2019」、台北世界貿易センター
- 2020年
- 「artTNZ」TERRADA ART COMPLEXⅡ、東京
- 2021年
- 「ART NAGOYA 2021」名古屋観光ホテル、愛知
出版物
- 2017年
- 『花と生きもの美しく繊細な塗り絵 Colourful Black』(河出書房新社)