サンショウウオをメインモチーフに、造形・彫刻作品を制作する現代美術家、井上裕起。根幹となるテーマを「進化」とし、日本の伝統や伝承に新しい素材を重ね合わせた独自のスタイルは国内外から注目されています。本展では、今年から新たに発表を始めたMASKシリーズの作品を展示いたします。
![《MASK [狛犬ストライカー]》](../../../../files/shop/adgallery/2024/11/20/02.jpg)
《MASK [狛犬ストライカー]》
2024年
FRP、塗料
H21.5×W9.5×D9.5 cm
![《MASK [カルレンジャー/ミズイロ]》](../../../../files/shop/adgallery/2024/11/20/03.jpg)
《MASK [カルレンジャー/ミズイロ]》
2024年
FRP、塗料
H17×W10×D10 cm
![《MASK [NEPTUNE]》](../../../../files/shop/adgallery/2024/11/20/04.jpg)
《MASK [NEPTUNE]》
2024年
FRP、塗料
H77×W34×D38 cm
![《MASK [KPP23]》](../../../../files/shop/adgallery/2024/11/20/01.jpg)
《MASK [KPP23]》
2024年
FRP、塗料
H14×W20×D13 cm
井上裕起/Inoue Yuki
1972年生まれ、神奈川県横須賀市出身。多摩美術大学大学院彫刻専攻修了。2003年の初個展からサラマンダー(山椒魚)をモチーフにした作品を制作し、国内外の画廊や百貨店での個展を中心に活動。2024年からはサラマンダーシリーズに加え、新たにMASKシリーズを発表。近年ではアパレルブランドとのコラボ商品やアートグッズのデザイン等にも展開している。
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コロナ禍。
半分しか顔を知らない人。
マスクを外した途端に、目の前にいた人は想像と違う人になって、夢から覚めた気持ちになる。
きっと、これまでも一方的な妄想の集積で、思考も記憶も補正されている。
ありのままの自分。
自分ではない何か。
マスクで隔てた内面と外見。
井上裕起