西洋絵画を参照し、身近なモチーフに置き換えて描くことで意味を失わせ、絵画の物質的な側面を抽出して描く川田龍。手数の少なさと荒々しい筆致が特徴的で、近年は粗いキャンバスに描く作品が注目を集めています。
本展のタイトル「figūra falsa」はラテン語で、「偽の像」という意味です。これまで一貫して取り組んできた命題に基づき描いた新作を発表します。
作品販売方法のお知らせ
本展覧会の作品をご購入希望の方は、以下の期間に会場にてエントリーを受け付けます。
期間:2022年11月11日(金)~11月17日(木)
時間:12:00~20:00 ※最終日は17:00まで
場所:六本木ヒルズA/Dギャラリー(六本木ヒルズ ウエストウォーク3階)
※受付は会場のみとさせていただきます。
※電話やメールでのお申し込みはできません。
※購入希望の作品が重複する場合は、抽選とさせていただきます。
川田 龍/Kawada Ryo
川田 龍/Kawada Ryo
1988年 新潟県生まれ
2015年 東京造形大学美術科絵画専攻卒業
2018年 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了
現在横浜市を拠点に活動中
個展
- 2014年
- 「ウロボロス」Bambinart Gallery、東京
- 2016年
- 「Guise」Bambinart Gallery、東京
- 2018年
- 「figment」Bambinart Gallery、東京
- 2019年
- 「Classic」THE SECRET MUSEUM、東京
- 2020年
- 「Self-portrait」Bambinart Gallery、東京
- 2021年
- 「Artificial light」Bambinart Gallery、東京
グループ展
- 2011年
- 「THE SEXTED」TURNER GALLERY、東京
- 2012年
- 「ARTIFICIAL ORGAN」TURNER GALLERY、東京
- 2013年
- 「ARTIFICIAL ORGAN2」SPC GALLERY、 東京
- 2014年
- 「BAKER'S DOZEN MUSEUM」TURNER GALLERY、東京
- 2015年
- 「Recent Works」Bambinart Gallery、東京
「第2回 CAF賞 入選作品展」アーツ千代田3331、東京
「ON CANVAS」Bambinart Gallery、東京
「3331 Art Fair 2015」アーツ千代田3331、東京 - 2016年
- 「Sommes-nous heureux?」Bambinart Gallery、東京
「Still Life」Bambinart Gallery、東京
「COLLAPSE EVE」豊島区旧庁舎4F、東京 - 2017年
- 「LANDSCAPE: detour for White Base」Bambinart Gallery、東京
「Paintings」Bambinart Gallery、東京 - 2018年
- 「絵画のなかの動物たち」Bambinart Gallery、東京
「絵画・運動(ラフ次元)」四谷未確認スタジオ、東京 - 2019年
- 「NEW EMOTION」六本木ヒルズA/Dギャラリー、東京
「3331 Art Fair 2019」アーツ千代田3331、東京 - 2020年
- 「ブレイク前夜展」ヒルサイドフォーラム、東京
- 2021年
- 「ブルーピリオド×ArtSticker」hotel koe tokyo、東京
「ストレンジャーによろしく」金沢アートグミほか、石川
「嘔吐学vol.2 greenery efficacy」WALLA、東京
アワード
- 2013年
- TAMA ART COMPETITION 2013 天明屋尚賞 受賞
TURNER AWARD 2 - 2014年
- 東京ワンダーウォール2014 入選
- 2015年
- 第2回 CAF賞 入選
- 2018年
- アートアワードトーキョー丸の内 2018 丸の内賞(オーディエンス賞) 受賞
自分のルーツとは遠く離れた西洋の価値観において、美術史に残る絵画たち。
そこに描かれた象徴的な人物やモチーフ、構図やその一部分などを引用し身近な人物や物に置き換えて描くことでモチーフや背景の意味を失わせ、より表層的に絵画として純化しようとしている。
絵画の本質が何であるか、よりシンプルなコンテクストの俎上に載せ、改めて問い直したい。
川田 龍