【オープン延期】川内理香子「afterimage aftermyth」

新作のペインティング作品を展示

2021.4.28(水)~ 6.6(日)

【お知らせ】
本展は4月28日(水)のオープンが延期となります。オープン日は決定次第お知らせします。また、オープン延期にともない、会期を延長いたします。

【変更前】会期:4月28日(水)~5月16日(日)
【変更後】会期:決定次第~6月6日(日)

川内理香子は食への関心を起点に、身体と思考、それらの相互関係の不明瞭さを主軸に作品を発表しているアーティストです。食事・会話・セックスといった様々な要素が作用し合うコミュニケーションの中で見え隠れする自己や他者をモチーフに、ドローイングやペインティングをはじめ、針金、ゴムチューブ、樹脂やネオン管など、多岐にわたるメディアを横断して制作をしています。本展では、新作のペインティングを紹介します。

南アメリカやアフリカの神話に登場する事物事象は、それそのものを現すものではなく、隠された意味を担い、その意味から物語は構成されるとレヴィ=ストロースはいう。表層的な関心からではなく、神話の中で事物に暗喩される意味への興味から、物語の中の事物が画面の中に登場する。それらを描いていく度に、徐々に元の物語や意味といった事物に暗喩されるものへの翻訳を介さずに事物と意味は直結し、イメージ自体が自身の中に残留し始める。意味の思考はイメージの思考ともなり、言語と感覚、意識と無意識の狭間でそれらは浮遊し、画面上で展開されていく。元の意味や物語を起点とし、自身の解釈や思考、イメージの連鎖も入り混じり、多重化しながら展開していく具体物たち。制作を通して1つの画面の中で再構築されるそれらは新しい物語と成り得るか。

川内理香子


《POOPER》
《POOPER》
2021年
キャンバス、油彩
162×130.3 cm
《EACH HOLE HAS A STORY》
《EACH HOLE HAS A STORY》
2021年
キャンバス、油彩
130.3×97 cm
《Night stroll》
《Night stroll》
2021年
キャンバス、油彩
91×72.7 cm
《SKY things》
《SKY things》
2021年
キャンバス、油彩
130.3×97 cm

川内理香子/Kawauchi Rikako

1990年 東京生まれ

2015年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業

2017年 多摩美術大学大学院美術学部絵画学科油画専攻 修了

現在東京を拠点に活動中

個展

2015年
「第9回 shiseido art egg:川内理香子展」資生堂ギャラリー、東京
「コレクターとアーティスト」vol. 1、T-Art Gallery、東京
2016年
「Back is confidential space. Behind=Elevator」WAITINGROOM、東京
2017年
「NEWoMan ART wall Vol. 7『Easy Chic Pastels』」NEWoMan ART wall、東京
「Something held and brushed」東京妙案GALLERY、東京
2018年
「Tiger Tiger, burning bright」WAITINGROOM、東京
「human wears human / bloom wears bloom」鎌倉画廊、神奈川
2020年
「Myth & Body」三越コンテンポラリーギャラリー、東京
「drawings」 OIL by 美術手帖、 東京
「drawings」WAITINGROOM、東京

グループ展

2012年
「ドーナツのない穴」多摩美術大学芸術祭、東京
「凸展」そごう柏店、「アートラインかしわ2012」、千葉
「OTHER PAINTING XI」Pepper's Gallery、東京
2013年
「Sleep No More」多摩美術大学芸術祭、東京
「Home Made Family」CASHI冷蔵庫内、東京
「凸展」TKPシアター柏、「アートラインかしわ2013」、千葉  
2014年
「That I shall say goodnight till it be morrow」新宿眼科画廊、東京
「第1回CAF賞入賞作品展」TABLOID GALLERY、東京
2015年
「デッドヘンジ/エステティック」HIGURE 17-15 cas、東京
2016年
「Stereotypical」GALLERY PARC、京都
2017年
「平成28年度第40回東京五美大連合卒業・修了作品展」国立新美術館、東京
「ミュージアム・オブ・トゥギャザー展」スパイラルガーデン、東京
「NEWSPACE」WAITINGROOM、東京
「spiral take art collection 2017『蒐集衆商』」スパイラルガーデン、東京
2018年
「日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 2020 ミュージアム・オブ・トゥギャザー サーカス」渋谷ヒカリエ 8/COURT、東京
2019年
「drawings」ギャラリー小柳、東京
「写真」3F/3階、東京
2020年
「Spinner Markt(スピナーマルクト)」スパイラルガーデン、東京
「個性の開花II ポスト伊作世代~昭和から平成~文化学院を巣立った人々」軽井沢ルヴァン美術館、長野
「Input/Output」銀座蔦屋書店・GINZA ATRIUM、東京

アートフェア

2016年
「ART TAIPEI 2016」、台北世界貿易センター

出版物

2020年
『Rikako Kawauchi drawings 2012-2020』(WAITINGROOM)

受賞

2014年
第1回CAF賞 保坂健二朗賞
マネックス証券主催 ART IN THE OFFICE 2014
2015年
第9回 shiseido art egg賞

コレクション

高橋コレクション
マネックス証券
基本情報
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