森や部屋、架空の動物たちや幼い子どもを独特な世界を描き続ける、長井朋子の個展を開催します。
オープニングパーティー/アーティストトーク
日時:2019年11月15日(金)18:00~20:00
※19:00~20:00 アーティストトーク
会場:六本木ヒルズA/Dギャラリー
料金:無料
作品
長井朋子/Nagai Tomoko
1982年愛知県生まれ。
2006年に愛知県立芸術大学を卒業後、現在は東京にて制作活動を行う。
2008年、東京オペラシティーアートギャラリーProject Nでの個展をはじめ、その後も京都、鹿児島、香港、シンガポールなどで個展を開催。
2010年の「VOCA展2010 現代美術の展望―新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京)にも出展した他、海外では、ヴェネツィア・ビエンナーレ関連企画展の「Future Pass - From Asia to the World」(Palazzo Mangilli-Valmarana、ヴェネツィア、2011年)や、ソウル、グルノーブル、ベルリンでのグループ展に参加。
また、東日本大震災の被災地である宮城県七ヶ浜にある遠山保育所(設計:髙橋一平建築事務所。2013年に竣工)の再建に際し、園児のための屋外プールに絵を描くプロジェクトに携わり、NHK Eテレの番組「時々迷々」オープニングに作品を提供するなど、美術館やギャラリーでの作品展示に限らず幅広く活動している。作品は高橋コレクション(日本)、オルブリヒト・コレクション(ドイツ)、ザブラドウィッチ・コレクション(イギリス)、ジャピゴッツィコレクション(スイス/アメリカ)など国内外に収蔵される。
協力
小山登美夫ギャラリー
ぬりえのふちがきえていく。
子どもがぬりえをしている時、最初は線を意識しながら塗っていたのですが、だんだんと、線から色がはみ出し、線は消えて、色が洪水のように溢れかえっていくのを見ました。そんな時に、今回の展覧会のタイトルを見つけました。
それは、規定の枠をずんずん超えて、さらなる未知なるものへの旅の途中のように見え、とても素敵な光景でした。
自分の作品もほとんど下書きをしないです。
未だ見ぬものが見たくて、その一心で絵を描きます。頭の中のエスキースのはるか上の極上を目指しています。
ぬりえのふちは消え、その遥か向こう側にたどり着けた時にこそ、新しい世界が生まれます。
長井朋子