苫米地 正樹「Complete Exhibition of Ceramics」

2025.8.8(金)~ 8.24(日)

苫米地正樹は、ネイティブアメリカンの地への旅を通して、異文化の精神性と日本の美意識を交差させ、唯一無二の造形表現を生み出してきました。その作陶は、単なる器の域を超え、祈りや記憶、大地との対話を深く内包した存在となっています。
本展では、初期から最新作に至るまで、苫米地正樹がこれまでに制作してきた全ての作品を一堂に会し、その創作の軌跡を辿ります。素朴でありながらも力強く、どこか神秘的な佇まいを見せる作品群は、見る者の内面に静かに語りかけてきます。
時間と空間を超えて土と語り続けた、苫米地正樹の陶芸世界をどうぞご堪能ください。


苫米地正樹《カップ》《フリーカップ》《リム皿(小)》《リム皿(大)》
手前中央:
苫米地正樹
《カップ》
2025年
陶磁器
7×φ9 cm

手前右:
苫米地正樹
《フリーカップ》
2025年
陶磁器
11×φ8.5 cm

奥左:
苫米地正樹
《リム皿(小)》
2025年
陶磁器
2.5×φ19.5 cm

奥右:
苫米地正樹
《リム皿(大)》
2025年
陶磁器
3×φ27.5 cm
苫米地正樹《茶入》《水指》《茶碗》
苫米地正樹
左から:《茶入》、《水指》、《茶碗》
2025年
陶磁器
8.5×φ7 cm、15×φ20 cm、7×φ12.5 cm
苫米地正樹《kokena(小)》《kokena(大)》
苫米地正樹
左:《kokena(小)》
右:《kokena(大)》
2025年
陶磁器
13×φ7 cm(左)、31×φ11 cm(右)
苫米地正樹《Revamic・猫》
苫米地正樹
《Revamic・猫》
2025年
陶磁器
21.5×15×11.5 cm

苫米地正樹/Tomabechi Masaki

1977年三重県四日市市生まれ。三重県立四日市工業高校セラミック科卒業後、萬古焼の工房にて修業を積み、2003年に独立。「けむり陶房 苫屋」を設立。
ネイティブアメリカン文化への深い共感をもとに、土と炎、記憶と祈りをテーマにした独自の陶芸表現を展開している。ターコイズブルーや貫入技法を用いた作品が特徴で、茶陶から器、オブジェに至るまで幅広く制作。各地で個展を開催し、現代陶芸作家として注目を集めている。

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