アニメやゲームなどのポップカルチャーに影響を受け、現代のSNS的感覚と結びついた、どこか懐かしくも新しい世界観を描くSOMETA。本展では、少女たちのポートレートを通して、過去から現在、そして未来へと移り変わる「スタンダード」を見つめ直します。
《untitled》
2026年
アクリル絵具、キャンバス
72.7×60.6×4 cm
《untitled》
2026年
アクリル絵具、キャンバス
72.7×60.6×4 cm
《untitled》
2026年
アクリル絵具、キャンバス
53×53×6 cm
《untitled》
2026年
アクリル絵具、キャンバス
53×53×6 cm
《untitled》
2026年
アクリル絵具、キャンバス
53×53×6 cm
《untitled》
2026年
アクリル絵具、キャンバス
53×53×6 cm
SOMETA
2020年にデジタルイラストの制作を開始し、2022年よりアーティストとして活動。「記憶の再定義」をテーマに、幼少期に触れた風景やカルチャーを現代の視点から捉え直し、個人の記憶を時代を越えて共鳴するイメージへと再構築している。ゲーム機やCDプレイヤーなど、記憶そのものが宿るメディアを支持体として用いる作品も制作。1990年代の日本のカルチャーへの敬意を出発点としながら、それを単なるノスタルジーとして消費するのではなく、現代の感覚と交差させることで、過去と現在が静かに共存する視覚体験を生み出している。作品に繰り返し登場する《NEEDY》は、「満たされたい、でも満たされきれない」という現代特有の感覚を象徴する人物像であり、人が密かに抱える欲望や孤独を表現している。



私たちは、常に新しいものを求めながら生きています。
インターネット、SNS、そしてAI。
時代は大きく変化し、私たちの暮らしや価値観も更新され続けています。
私自身も、SNSをきっかけにアーティストとして活動を始めました。
インターネットは、表現する場所を与え、多くの人とつながるきっかけをくれた存在です。
だからこそ私は、新しい時代や新しい技術を、前向きに受け止めたいと考えています。
一方で、幼い頃に触れたブランド、ゲーム、音楽、雑誌、街並み——。
それらもまた、記憶を強く結び今の自分を形づくる大切な要素です。
過去にスタンダードだったもの。今、スタンダードになっているもの。
そして、これからスタンダードになっていくもの。
それらは決して対立するものではなく、時代とともに姿を変えながら、一つの流れとしてつながっています。
本展では、イラストやロゴを「時代を映す文化の記号」として捉え、その変遷を作品を通して描きます。
過去の記憶と現在の感覚、そしてこれから生まれる新しい価値。
それらを重ね合わせることで、時代とともに変化する「スタンダード」を見つめ直します。
変化を恐れるのではなく、変化を楽しみながら、本展が、それぞれの「スタンダード」を考えるきっかけとなれば幸いです。
SOMETA