とやちかこは動物をモチーフに、「福を招く」ポーズや縁起のよいモチーフを取り入れながら、メルヘンの要素や鮮やかな色彩、そして少し非現実的演出を交えて、独自の幻想的な世界を描いています。
本展では、見る人の心がふっと軽く晴れやかになるような、新作を含む20余点を展示いたします。
とやちかこが描く、「日常の中の小さな福」を見つけてみませんか。

《Maneki Girls and MANEKI MANEKO》
2025年
アクリル、キャンバス
91×72.7 cm

《Lucky Charm Gallery》
2025年
アクリル、キャンバス
91×72.7 cm

《Double Maneki Neko》
2025年
アクリル、キャンバス
41×31.8 cm

《Oddly Cute Maneki Neko》
2025年
アクリル、キャンバス
41×31.8 cm
とやちかこ/Toya Chicaco
京都府生まれ、東京在住。会社員などを経て、2012年より創作活動を開始。イラストレーターとして活動する傍ら、個展や国内外の企画展に参加し、近年はアーティストとしての表現に力を注いでいる。
「境界線のない融和」をテーマに、いきものたちの愛らしさやたくましさを、幻想と日常を行き来しながら描く。鮮やかな色彩と柔らかな視点で、見る人を物語のような世界へと誘う。
幸せを運んでくれるような作品にしたい――そんな思いが芽生えるなか、「縁起の良い」モチーフを意識するようになりました。それらを取り入れることで、伝えられてきたご利益だけでなく、作品自体に不思議な力が宿るように感じています。
今回は「福を招く」ポーズなどを織り交ぜ、ポップで晴れやかな雰囲気も目指しました。作品をご覧いただき、少しでも明るい気持ちを感じていただけたなら、これ以上の喜びはありません。
また、数年前から取り組んでいる「Loving Masterpiece」シリーズ―名画を愛らしい動物たちで表現した作品群―もあわせてお楽しみいただければ幸いです。
とやちかこ