江戸時代の根付が江戸の風景を映し出したように、今の時代の文化を根付に表現する永島信也。サブカルチャーを起因とする美少女をモチーフにした作品を制作しています。
本展では、妖怪や神話、各地の伝承昔話を「キャラクター化」した根付を中心とした彫刻作品を展示いたします。
また、新たなプロジェクトとしてソフトビニールフィギュア《susana》を発表いたします。
永島信也/Nagashima Shinya
1986年島根県出身。2010年京都造形芸術大学美術工芸学科彫刻コース卒業。2009年よりギャラリーで根付の作品を発表。美少女をメインのテーマとし、根付や木彫フィギュアを制作している。2014〜2015年巡回展「美少女の美術史」に出品。2018年東京アートフェアに参加。2022年より根付や美少女フィギュアとは別のラインの木彫作品やデジタル造形による立体作品も手掛け始める。本展にてソフビ「susana」を発表。
幻想の世界が現実になればいいと幼いころより強く願っていました。
立体物として自身で創り出すことによってそれは実現されたのです。
おもちゃが好き。漫画が好き。ゲームが好き。
その先に見える自分だけの世界を具現化したいのです。
永島信也